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お正月には家族でボードゲーム♪進化した「バス・ストップゲーム」

   

もうすぐお正月ということで、お正月にご家族で楽しめるボードゲームを一つ、ご紹介したいと思います。

 

ムスメが幼稚園の年長のときから遊んでいるゲームなので、小さい子からお年寄りまで楽しめるゲームです。

 

「バス・ストップゲーム(bus stop)」は療育にもなる

 

「バスに人を乗せていく」という過程が子どもの心を掴みそうだな、と思って買った「バス・ストップゲーム」ですが、小学校の高学年になってもたまに出してきて家族で遊んでいます。

オーチャードトーイ (ORCHARD TOYS) バス・ストップゲーム OC192
オーチャードトーイ (ORCHARD TOYS) バス・ストップゲーム

 

幅広い年齢で遊べますが、人の乗り降りを操作したり、サイコロを使ったりと足し算や引き算の練習にもなり、数の大小の比較もでき、就学前のお子さんには特にオススメです。

 

色合いも鮮やかで、絵も温かみがあります。

 

自閉症スペクトラム障がいのお子さんには、乗り物好きが多いので、トミカやプラレール以外のおもちゃに触れ合うきっかけにもなりそうです。

 

ボードゲーム全般にも言えることですが、プレーヤーが順番にかわっていくという過程は、「順番を守る」という集団でのルールを学ばせてくれます。

 

また、ゲームの最初の時点でゲームの舞台となる「路線ボード」を組み立てるという作業があるので、パズルとしての要素も空間認知や手先の訓練に効果的だと思います。

 

いつのまにか進化していた「バス・ストップゲーム」

 

我が家が「バス・ストップゲーム」を買ったのも6年前なのですが、現在販売されているものには、新しい「ルーレット」のパーツが加わっています。

 

新しいパーツ

 

我が家にある古いバージョンでは、サイコロが2つあったのですが、ルーレットが加わった分、赤いサイコロがなくなったようですね。

 

赤がなくなった↑旧バージョンは赤いサイコロがあった

 

1つのサイコロは駒を進めるために、もう一つのサイコロではバスの乗車人数を決めるためにあったのですが、確かに、サイコロが2つだと、わかりにくい面もあったので、赤いサイコロがルーレットになってよかったのだと思います。

 

見た目にも、「まわしたい!」と思わせるようなルーレットなので、新しいバージョンから購入する人がうらやましいです。

 

また、「路線ボード」を組み合わせることによってできるコースの中央部も広くなったので、たくさんある「乗客カード」が置きやすくなったという改良点もあります。

 

真ん中が広くなる↑真ん中に乗客カードをたくさん置ける

 

円形↑旧バージョンの「路線カード」は真ん中の空きが狭い

 

「バス・ストップゲーム」の遊び方

 

4歳からと書かれているくらいなので、やり方はいたって簡単です。

 

このゲームは2人~4人まで遊べるのですが、各プレイヤーに「バスのボード」を1枚ずつ選んでもらいます。

 

バス・ストップ バスのボード

 

好きな色が誰かとかぶりそうだったら、じゃんけんで決めてもよいかもしれません。

 

次に、バスの駒を進めるための「路線ボード」(新バージョンでは「道路ボード」と訳されています)を組み立てます。

 

6枚

 

「路線ボード」は6枚あって(新バージョンは4枚)、パズル状になっています。

 

次に、「乗客カード」をコースの中央部に置きます。
我が家の古い「バス・ストップゲーム」は、中央部の穴が小さいので「乗客カード」が置きにくかったので、コースのまわりに置いてしまうこともありました。(どこに置いてもゲームに支障はないです。)

 

プレイヤーは、それぞれが選んだ「バスのカード」と同じ色の「ミニバスカード」にスタンドを取り付けます。

 

スタンドを付ける

 

スタンドを取り付け終わった「ミニバスカード」(駒)は、「路線ボード」のスタート地点に置きます。

 

ミニバスカードを置く↑青マル矢印がスタート位置(旧バージョン)

 

スタート位置↑新バージョンはマルがなく矢印だけ

 

青マルの矢印

 

説明書には「一番年の若いプレイヤーからサイコロを振る」と書かれていますが、兄弟などで平等をはかりたい場合はじゃんけんで決めればよいと思います。

 

旧バージョンは、赤と白のサイコロを両方いっぺんに振ります。

新バージョンでは、白のみを振ります。

 

出たサイコロ(旧バージョンでは赤、新バージョンでは白)の目だけ駒(ミニバスカード)を進めます。

 

白いサイコロ↑上の場合、3の目が出たのでスタートから3つ進みました。

止まったマスが「+」だったら、旧バージョンの場合、白いサイコロの目の数だけ乗客を乗せることができます。(自分のバスのボードに乗客カードを乗せる。)

 

サイコロの目だけ↑「乗客カード」をバスのボードに乗せるとこんな感じ

 

最初のうちは「+」のマスしかありませんがしばらくすると「-」のマスも登場するので「-」の場合は白いサイコロの目だけ乗客を降ろします。

新バージョンの場合は、ここでルーレットをまわして、乗り降りする乗客の数が決まります。

 

乗客の乗り降りが終わったら、次のプレイヤーに順番が移ります。

 

もし自分のバスが満席になり(10人で満席)、さらに「+」のマスに止まったら、乗客を乗せるスペースがなくなるので、そのまま次のプレイヤーに順番を譲ります。

 

「-」のマスに止まったとき、自分のバスに乗っている乗客よりも大きい数が白いサイコロ(新バージョンではルーレット)で出てしまったら、乗客をすべて降ろし、バスを空っぽにしなければなりません。

 

このやり方で時計回りに駒を進めていって、すべてのバスがゴールするまでゲームを続けます。

 

ゴールをするためには、サイコロの数がぴったりでなくても大丈夫です。

 

すべてのバスがゴールした時点で、最も多くの乗客を乗せているプレイヤーの勝利となります。

 

 

比較的早く終わるゲームなので、他のゲームとの合間にプレイしてもよいし、順番を守らなければならないボードゲームに飽きてしまいがちな子も楽しめると思います。

 

ムスメが小さい頃は、「大型バスに乗ってます~♪」と歌いながらプレイしておりました。
これは「バスごっこ」という歌ですが、歌詞に合わせて手遊びもできる歌でしたね。(懐かしい)

 

私の以前の勤務先である放課後等デイサービスに持ち込んだことがありましたが、小学生から高校生までが楽しく遊べていました。

 

カードの厚みがあって耐久性がありそうだし、長く遊べるゲームだと思います。

 

 

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