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適度な難易度の中学受験。自閉症児の勉強スタンス。

      2019/01/02

前の記事で、ムスメが中学受験をすることになったことを書きましたが、どんな学校を受験するのか、それに対する勉強方針などが定まってきたのでそれらも記事にしてみようと思いました。

 

あたりまえだけど、中学受験は難しい

 

私の姪っ子は、小学3年生から塾の中学受験向けのコースで勉強して、第3志望の中高一貫校に入学しました。

 

姪っ子が入学した学校は偏差値50に満たない学校でしたので、「3年生から勉強してこの結果なのか・・・」と、中学受験の難しさを実感しました。

 

ただ、姪っ子が入学した学校は、入学してからのサポートがしっかりしている学校なので、先の大学受験に向けて、補習や独自講座も充実しており、いつでも親身に相談に乗ってくれる先生がいる学校とのことなので、本人も親も満足はしているようです。

 

私のムスメは受験云々を言う前に、「自閉症スペクトラムでありながら、学校生活をどう適応させていくか?」というのが課題としてあったので、中学を受験するなんて大それたこと(?)は、最近まで考えていませんでした。

 

前の記事で書いたように、学校を荒らすような子たちと一緒の中学は勘弁してもらいたいという思いから、場当たり的に受験を決めました。

 

そんなわけで、5年生の後半から勉強してもなんとか合格しそうな難易度で、なおかつ高校受験を免れることができる中高一貫であり、平和そうなところを探したのですが、ようやく、1校、理想とする学校を見つけることができました。

 

難易度が高すぎず、適度に勉強をサポートしてくれる学校

 

学校説明会へ行ったり、本やネットで情報収集してみましたが、偏差値が45~50くらいの学校でも、生き残りをかけて大学への進学実績を上げようとしているので、入学してから毎日大量の宿題を課す学校があります。

 

私の夫の感想ですが、中学からそんなにたくさんの勉強を詰め込んでいるわりには、東大合格者もいないし、実績が伴っていないな、と言っており、私も確かにそうだな、と思いました。

 

その点、ムスメと話し合って第1志望に決めた学校は、中高一貫コースとは別に、特別進学コースというのが高校から入る子のためにあり、その特別進学コースが学校自体の進学実績を上げてくれているので、中高一貫コースの子はマイペースに学校生活を過ごすことができるようです。

 

ムスメには、無理して難関大学に入ってほしいなんて思っていないので、負担のない範囲で勉強してくれれば、と思っています。

 

もちろん本人が難関大学にチャレンジしたいと先々、思い立った場合も(ないと思うけど)、学校には進路に合わせた講座が開講されているので、それを受講するという選択肢もあります。

 

中高一貫コースも国公立大の合格実績は毎年一定数あり、勉強したい子も、マイペースに過ごしたい子も両方いる感じで、そのバランスがいいな、と思いました。

 

5年生後半からの中学受験対策は遅い?

 

ボーダー

 

中学受験に向けて、姪っ子は3年生から勉強しており、私の友人の子も3年生からと聞いていたので、5年生の後半から志したムスメは遅すぎな感じもします。(一般的には、4年生から勉強する子が多いようです。)

 

現在のムスメの実力はと言いますと、塾にも通っておらず、統一模試など受けたことがないので、学校の成績でしか判断できませんが、「あゆみ」の評価では3段階評価で◎(二重マル)が毎回10個~18個ついている感じです。(5年3学期は16個)

 

ムスメの成績がよい方なのかどうかもわかりませんが、小学校の成績というのは担任の先生によって恣意的な面が強いようなので、中学受験の参考には全くなりません。

 

この冬、しっかり勉強して、春頃の統一模試を受けてみようと思っています。

 

ムスメが第一志望にしている学校は、特に人気校というわけではないので、一般的にはそんなに難しいところではないようですが、過去問を解かせてみたら、既に学校で習っている範囲でもできないところがあります。

 

間違えたところをしっかり復習し、1年かけて、合格レベルにもっていけたらと思います。

 

中学受験は複数の試験日程がある場合が多いですが、ムスメの志望する学校も3日間にかけて、午前と午後の試験があります。

 

複数回受けると、ボーダーで比べられたときに優先されるということもあるようなので、同じ中学を複数回受けてみるという作戦で乗り切れないかと考えています。

 

この冬休みは1日4時間半程度の勉強量で、中学受験に挑む子としては少ないかもしれませんが、私はそれでよいと思っているのです。

 

自閉症の子は本人のペースを尊重するのが大切なので、勉強の合間に「どうぶつの森」で遊んでもよいし、ウクレレを弾いたり、歌ったりしていても、怒ることはしません。

 

本人ができる量の問題を与えて、つまずいた問題は教えてあげ、それ以外の時間は好きに過ごさせています。

 

もし、志望している中学に受からなくても、平和そうな地域の公立中学に、住民票を移して行かせてあげればいいやと思っているので。

 

自閉症の子の学習は、無理なくじっくりと、がポイントですね。

 

 

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