高齢者から子どもまで遊べるおもちゃの定番!黒ひげ危機一髪!ルールが変わった?
2018/07/26
高齢者施設でレクリエーションを担当している私ですが、いろんなおもちゃを提供した結果、思ったことがあります。
それは、誰にでも受け入られるおもちゃを選ぶなら、定番のおもちゃから、より興味をひくものを探すのが一番ということです。
よく知られている定番が受け入れられる
過去の記事にも書きましたが、高齢者が継続的に楽しんでいただけるゲームはトランプだったりするわけですが、過去の記憶はよく覚えている高齢者が、新しい遊びを覚えるのは難しいことだったりします。
それでも、脳の活性化のためにはトランプ以外の遊びにも取り組んでいただきたいと思う私としては、常日頃から、「高齢者に適しているおもちゃは何だろう?」と考えているわけです。
最近、子どもを連れて、親しいママ同士の集まりに参加したのですが、持っていったおもちゃで一番盛り上がり、かつ子どもたちが安定的に遊べたのは「黒ひげ危機一発」でした。
ルールが簡単で小さい子から大きい子まで対等に遊べるし、人形の黒ひげさんが飛びあがるという単純なスリルを飽きずに楽しんでいるようでした。
剣を穴に刺すだけなので、誰でもできるし、短時間で結果が出るというのも多くの子どもが楽しめる理由なのだと思います。
より大きいサイズを求めて
黒ひげ危機一髪は誰にでも知られているおもちゃですが、やはり大きいサイズの方が剣が刺しやすく、ワクワク感もアップします。
我が家にあるのは、最近のスタンダードのモデルです。
このモデルは、私の記憶の中にある、小さい頃に友達の家で遊んだものより小さいサイズのような気がします。
「超飛びジャンボ黒ひげ危機一発」という大きいサイズで人形の飛び具合もアップしているというモデルがあるようですが、こちらを買えばよかったと後悔している次第です。
普通のサイズでも楽しめるのですが、個人的には「見た目」のワクワク感は大きい物が勝ると思っています。
少し前に、松崎しげるさんの声がするという大きめの「ジャンボ黒ひげ危機一発! ゆれタルしゃべっタル!」というのが販売されていたようですが、今では製造されていないようで、在庫が残っているお店のみで販売されているようです。
お店にもいろいろなキャラクターの「危機一髪」が売られているのを見たことがあります。
「アンパンマン ドキドキアンパンチ!」というのが娘が小さい頃、我が家にもありました。
本体上部のバイキンマンの触覚みたいな所がポキンと折れやすいのが難でした。
まあ触覚が折れても刺すことには影響がないので普通に遊べるのですが。
「ピカチュウ 危機一発」というのも販売されていますが、これもピカチュウの耳なのか触覚なのかよくわからない部分が、バイキンマンのそれのように折れそうな予感がしますね。あくまで予感ですが。
他にもキティだとかスターウォーズだとか、いろんなキャラクターのものが次々に販売されていきますが、キャラクターものは、どのモデルもサイズが大きいものはあまり販売されていないように思います。
ジャンボサイズにしても、Amazonでは値段が2000円もしなかったりするので、お安くて長く楽しめるおもちゃでGoodですね。
昔とルールが変わった?
「黒ひげ危機一髪」が発売されたのは1975年。
なかなかのロングセラー商品ですね。
発売当初は「敵につかまって縄で縛られ、樽に閉じ込められてしまった海賊の親分(黒ひげさん)を剣を使って縄を切り、助け出す」という壮大な?ストーリーを背景としていたため、黒ひげの人形を「飛び出させることができた人が勝ち!」というルールだったのだそう。
そんな救出ゲームだったとは・・・。
しかし、人形がいきなり飛び出したらビックリするので、心理的には「飛び出さないで」と思ってしまったりもするわけです。
そこで1995年に、人形が「飛び出してしまったら負け」というルールに変更されたのだそうです。
確かに、「飛び出してしまったら負け」の方が、自然なルールのような気がしますね。
類似のおもちゃも面白そう!
私はおもちゃ学芸員もしていたし、おもちゃインストラクターでもあるので、海外のおもちゃにも常日頃からアンテナを高くして情報収集しています。
そういえば海外のおもちゃで、「黒ひげ危機一髪」に似ているゲームがあったなぁと思ったので紹介します。
Goliathという多分アメリカの会社のおもちゃで、”Fish Trouille”というゲームです。
サメの口の中に入っている魚を順番に釣っているうちに、サメの口がいきなり閉じて手が噛まれるというスリリングを味わうゲームです。
日本版もないかAmazonで探してみました。
日本で売られているのは「ドキドキシャーク」というのですが、日本語に訳されているだけで”Fish Trouille”と同じものだと思います。
パッケージのサメの顔が同じですものね。
日本版には日本人の子が驚いているお顔の写真がありますが、海外版の子より表情が演技派?
日本版は2000円くらいなので、日本で購入する分には日本版のがお安いですね。
日本版はビバリーという会社で販売しています。
「ジョーズ」という昔の恐怖映画もありますが、サメって怖いですからね。
そりゃあ、サメに噛まれたくはないですよ。
ゲームはスリリングなほど、盛り上がるものですね。
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