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感覚統合のためのトランポリン遊び!放課後デイは手すり付きがオススメ!

      2018/02/23

放課後等デイサービスに勤務していたときに遊びとしても、クールダウンツールとしても大活躍だったのはトランポリン。

私がいた放デイで使っていたトランポリンは以下のような感じのものでした。

トランポリン (36インチ) ESTP-01 [8本脚の安心設計 ダイエット バランストレーニング]
トランポリン (36インチ) ESTP-01 [8本脚の安心設計]

上の画像のトランポリンは足型がついていて、子どもに「真ん中で飛ぶ」ことを意識させるのによいですが、トランポリン遊びは危険が伴うということもあり、放デイでは職員が子どもの両手を持って飛ばせてあげるような感じでした。

自宅で自分の子どもに使わせるなら、自己責任で自由に飛ばせてあげることもあるかと思いますが、事業所として人さまのお子さんの安全を確保しなければならない立場としては、両手を持ってあげるのは仕方ないことですね。

しかし、それでは職員の手がふさがってしまって、複数の子の見守りをするときに、他の子を見ることができなかったりします。
それで、私が思ったのは、手すりがついているものの方が、自分でつかまって飛ぶことができていいんじゃないかな、ということです。
もちろん、障がいの重い子は自分でつかまれない子もいるかと思いますが、つかまれる子が多くいる放課後デイだったら、職員の手がふさがらなくてよさそうですよね。

探したら、手すりつきのトランポリンは販売されておりました。

PURE RISE(ピュアライズ) トランポリン 折りたたみ式 子ども 102cm 高さ調整可能 手すり 付き ライトブルー
PURE RISE(ピュアライズ) トランポリン 折りたたみ式 子ども 102cm 高さ調整可能 手すり 付き

手すりは身長に合わせて調節できるようなので、子どもも大人も両方使えそうですね。
別の色のも販売されていて、子どもの好きな、明るい色を選ぶのもよさそうです。

療育施設にはたいがい、トランポリンが置いてありますが、トランポリンは感覚統合の基本ですね。
ADHDなど発達障がいの子は、多動やその場をくるくるまわる転動をする子が多くいますが、その原因としては、「前庭覚」や「固有覚」の未統合にあると一般的に言われています。

私も娘が幼児のときに以下の本を参考にしながらトランポリンも含め、感覚統合を意識した遊びをいろいろ試しました。

発達障害の子の感覚遊び・運動遊び 感覚統合をいかし、適応力を育てよう1 (健康ライブラリー)
発達障害の子の感覚遊び・運動遊び 感覚統合をいかし、適応力を育てよう1 (健康ライブラリー)

障がいのある子にいろいろな遊びを提供しなければならない放課後等デイサービスですが、おもちゃだけでなく、遊具も揃えておくと子どもたちの楽しみが広がっていいですね。

 

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