ウクレレキットを製作してみた!(HOSCO UK-KIT-1)
娘の夏休みの自由研究(工作)として、ウクレレキットを組み立てました。
ずっと以前に買ってほこりをかぶっていたキットですが、娘も高学年になったので、そろそろできるかな~と思い、取り組ませてみました。
ブリッジや指板を付けるところの位置決めとか、大人が手伝うところもありますが、接着ややすりがけ、塗装などは子供でもできました。
HOSCOのキットのレビューや仕様
日本で販売されているウクレレキットは何種類かありますが、なぜHOSCOを選んだのかといえば、たまたま安売りしていて半額近くで買えたから。
定価もいくらか忘れてしまったのですが、HOSCOのサイトには4,000円+税と書かれています。
あと、基本的にはボディとネック、指板を接着する仕様なので、子どもでも簡単だと思いました。
我が家が買ったのはシナ合板でソプラノサイズの安いものですが、Amazonには現在はマホガニーのコンサートサイズとテナーサイズとハイグレードコアモデル(ソプラノ)しかないですね。(たまたま売り切れているだけなのかな・・・)
まあ夏休みの工作ぐらいだったら安いシナ合板で十分だと思うのですが、もう少しよい素材を求めるなら、上のグレードのモデルを買ってもよいのかもしれません。
ペグは最初からギアペグにするつもりだったので、Amazonでお安いのを買ってつけました。
Gold-plated 2R2LチューニングペグマForウクレレ4弦
666円のギアペグでしたが、普通に使えたのでよかったです。ツマミを回すときに、少し固い所もありましたが、使えないわけではないし、ストレートペグよりチューニングがラクなので、ギアペグにしてよかったです。
キットを組み立ててレビューしているサイトや動画もあり、参考にしましたが、ペグだけは付属のストレートペグではなく、ギアペグにしている人がけっこういました。
ペグ穴は、ギアペグの方が穴が一回り大きいので調整が必要ですが、大きめのマイナスドライバーを入れてグリグリと回しているうちにちょうどよい大きさになりました。
ブリッジがプラスチックで出来ていたですが、弦を通す穴が大きすぎて、コブを作るのが大変でした。特に1弦は弦が細いからかなり苦戦したので、こんなことならブリッジは別売りのを買い直せばよかったと思いました。(弦張りだけで1時間以上かかりました)
ブリッジをボディに貼り付ける前に、穴が大きい事実を知っていたらねぇ。(トホホ)
ペグをAmazonでお取り寄せしたくらいだから、ブリッジだって、お安いのを見つけて付けていたら、弦張りで苦労しなくて済んだのに。
Yibuy ウクレレ弦 ローズウッド ブリッジ 110mm x 25mm
ローズウッドのブリッジが600円で、Amazonのレビューもまあまあよいのもあるし、ウクレレキットを組み立てる方は、ブリッジを貼る前に弦を通してみて、穴が大きすぎないか確認しておくとよいかもしれません。
あともう一つ、このキットについてモノ申したいのは、付属の弦を張ったら、かなり絶望的な音がしたということです。
見た目が釣り糸のような感じだったので、弦を張る前から不吉な予感がしたのですが、張ってみたら予想通りすぎて笑いました。
というわけで、普段から使っているFamousのマロン弦を張りました。
【Famous】 ウクレレ用 マロン弦 セット (ナイロン オールサイズ対応)
Famousのマロン弦は800円なのですが、こんなに別売りのものが必要なら、キットの意味がないのでは?という印象を持ってしまうかもしれません。
しかし、値段が値段なので、ネックとボディと指板を買ったと思えばよいのではないでしょうか。
ウクレレを弾いたことがない人は、何がベストかもわからずにすべてキットのもので済ませるでしょうから、パーツを別売りで買うかどうかは作り手次第だと思います。
ウクレレ作りは着色を楽しむのが醍醐味
着色の前に「との粉」をぬって、乾かして布でこする作業をしました。
指板やブリッジの場所など、着色しないところにはマスキングテープを貼っておきます。
との粉を乾かすときや、その後の着色で役立ったのが、ハンガーと洗濯バサミ。
物干し竿にハンガーを逆さにして、太い洗濯バサミでとめました。
ヘッドのペグを入れる穴にハンガーをかけるところを通すとウクレレを吊るすことができました。
との粉の作業の後は、いよいよ着色です。
ウクレレらしい色合いにしたかったので、ニス塗りと着色が両方できて一挙両得の水性ニスを使いました。
水性ニスはダイソーで買ったのですが、いろんな色があり、ウォールナットとチークを選びました。
全体をぬって乾かし、紙やすりでこすり、また塗って乾かして紙やすりでこするという作業を5回ほど繰り返すと、深い色合いに仕上がりました。
最後に1000番の紙やすりでこすって柔らかい布でよくこすると表面がツルツルになります。
完成まで、1週間くらいかかりましたが(接着剤や塗料を乾かす時間もあるので)、なんとかそれらしいのが出来上がりました。
後は学校へ持っていくだけだけど、学校でいろんな子に触られて、弦が切れないことを祈っております。
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