チャランゴのチューニングはウクレレに似ている?アルマジロが楽器に!やまきたさくらカフェ
チャランゴ(charango)という南米アンデス地方の楽器があるのですが、ボディがアルマジロのものと、木製のものがあります。
ウクレレ弾きの私とムスメは、この珍しい楽器に関心がありました。
アルマジロでできたチャランゴを、私は一度も見たことがありませんでした。
アルマジロは現在、ワシントン条約で保護されており、アルマジロのチャランゴは輸出禁止です。
そのため希少な存在となっています。
アルマジロのチャランゴを間近で見られないかなぁと思い、「チャランゴ アルマジロ カフェ」という3つの複合ワードで画像検索したところ、神奈川県足柄上郡山北町の「やまきたさくらカフェ」がヒットとしたので、ムスメを連れて行ってきました。
やまきたさくらカフェのロケーション
さくらカフェのFacebookには「JR御殿場線 山北駅徒歩2分」と書かれていましたが、いろいろ寄りたいところがあるので車で行きました。
山北町は神奈川県でも静岡県の近くで、国道246号線沿いにあり、東名高速道路の大井松田インターを下りても行かれるところです。
静岡方面へ向かうときに立ち寄ってもよいなと思うところです。
御殿場プレミアム・アウトレットや富士急ハイランドなど、静岡は朝早く行けば、都心からでも日帰りで行かれます。
カフェに駐車場はないけれど、近くに生涯学習センター(図書館のあるところ)や山北町健康福祉センターといった公共施設の広い駐車場があり、カフェ滞在の1時間くらいだったら駐車させていただいたもよさそうです。
健康福祉センターは、「さくらの湯」と書かれたフラッグが掲げてあり、なんだろう?と思ってGoogle様に聞いてみたところ、運動浴室(プール?)や露天風呂、高温サウナなどの施設がお安い料金(2時間まで400円、6時間まで700円)で利用できる素晴らしい場所でした。
さくらの湯は、お湯に炭酸カルシウムが溶け込んでいて、リウマチや肩こり、しもやけ、冷え性などにも効果があるそうです。
私はこの健康福祉センターの存在を知らなかったので生涯学習センターに車を駐車したのですが、健康福祉センターの「さくらの湯」を楽しんだ後のさくらカフェといったプランでもよかったなぁと今となっては思います。
写真で見る限り、健康福祉センターは古い感じの施設でもないし、このお値段で炭酸カルシウムのお湯に入れる施設は、私の住んでいるところにはないので、お得感があっていいな、と思ったからです。
次回はぜひ!
事前の下調べで、桜の季節に行くとよいところなんだろうな、と思ったのですが、カフェをゆっくり楽しみたいと思ったので、あえて桜の季節を避けてみたのですが、場所によっては「千と千尋の神隠し」のように人のいない山北町に、どのくらいの観光客が訪れるのでしょうね。
さくらカフェは重たい引き戸の向こう側にありました
民家を改装したような佇まいなので、カフェの入り口は一体どこだろう?としばらく迷ったのですが、スリッパが並んでいるところがあり、ムスメが「ここじゃない?」と言ったのでそこに立ってみたら、お店の人が中から出てきて案内して下さいました。
お店の中は私たちの他にお客さんはいませんでした。
ゆっくり楽器を堪能できる?という期待とともに私たちは真っ先にチャランゴやマンドリン、バイオリンが壁にかけてあるところの前の席に座りました。
上の写真で、真ん中にあるのがチャランゴです。
裏側のアルマジロな感じを見たかったのですが、少し高いところにあり、触ってよいのかわからず。
食事を注文して、食べ終わったらお店の人に聞いてみようと思ってまずは食事。
私は10時間煮込んだという和牛カレー、ムスメはチーズ&カレーのトーストを注文。
ザ・カフェめしという感じが大好きな私にもってこいのお食事で、味もおいしくお洒落な盛り付けです。
トーストの上のカレーも10時間煮込んだものなのかな?
よく見ると、お店には他にも楽器がいろいろあって、ギターやギタレレ、二胡、大正琴、オルガン、ジャンベらしきものもありました。
食事も終わり、娘もチャランゴを触りたそうにしており、お店の人に声をかけようかな、と思っていたら、お店の人のお知り合いらしきお客さんが次々に入ってきて、そちらの接客に忙しいご様子。
地元の方に愛されているカフェなのですね。
古いミシンなど、店内のアンティークなものを見つめながらしばらく待ってみましたが、お知り合いどうし盛り上がっている感じなので、「チャランゴのアルマジロ側を見せて下さい」となかなか言えず。。。
帰りの時間も気になり、チャランゴの音色を聞くことも、アルマジロっぽいボディを見ることもなく、お店を後にしました。
残念。
ちなみにネットに落ちている画像のアルマジロチャランゴは以下のよう。
どんな手触りなんでしょうね。
この画像、生きているアルマジロがチャランゴを見つめていて、「ぼくの友達が楽器に。。。」という心の内が見えてくるよう。
チャランゴを掘り下げると
チャランゴはナイロン弦が用いられることが多いそうなので、ウクレレにも音色が似ているそうです。
そしてなんといってもチューニングがほぼ一緒なこと。
ウクレレのチューニングは1弦がA、2弦がE、3弦がC、4弦がGです。
チャランゴは2本ずつの弦を一緒に弾くのですが、チューニングは1・2弦がE、3・4弦がA、5・6弦がC、7・8弦がGとなります。
つまり、ウクレレのフォームでチャランゴもそれなりに弾けるというわけです。(あくまでそれなりに)
さくらカフェへ行く前に、チャランゴがウクレレ弾きだったらそれなりに弾けるということを調べていたので、ぜひとも手に取って弾いてみたかったのだけど・・・。
またどこかでチャランゴとの出会いがありますように。。。
私の住む街の楽器屋さんにチャランゴは売られていませんが、ネットではどうかな、と思い、Amazonで調べてみました。
あたりまえですが、Amazonで販売されているのはすべて木製のチャランゴでした。
現在、Amazonで一番お安いので36,750円。
中堅クラスのウクレレと同じくらいのお値段ですね。
他にもいくつかヒットしましたが、バリトンサイズ以外は皆50,000円以下でした。
下の画像のチャランゴはバリトンチャランゴです。
ウクレレのバリトンはソプラノと比べてかなり大きい感じがしますが、このチャランゴは、写真だけだとその大きさを想像できませんね。
バリトン・チャランゴ / ペドロ・キスペ・トーレス [ボリビア製]
バリトンのチャランゴは126,000円ですが、サイズが大きいのだから値段が上がるのは当然でしょうね。
チャランゴの演奏はYoutubeにもいろいろ投稿されており、私たちがよく知っているところでは、「コンドルは飛んでゆく(El Condor Pasa)」などでしょうか。
弦が多いだけあって、ウクレレよりも音に厚みが出ますね。
弾いてみたいなぁ・・・。