フェアトレードで社会貢献!マヤ・オーガニックを応援する日本企業・CAST JAPAN
2016/02/22
昨年、海老名市にららぽーとがオープンしたのですが、オープン当初は混雑しているだろうと思い、最近になってぶらりと行ってきました。
ららぽーとへ行ったら、木製の良質なおもちゃをたくさん扱っていて、なんだかうれしい気持ちになりました。
おもちゃの近くにフリーペーパーが置かれていて、なかなか興味深いことが書かれていたので、家に持って帰ってゆっくり眺めております。
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フェアトレードで作られたおもちゃ・マヤ・オーガニック
株式会社CAST JAPANというところが発行するフリーペーパーだったのですが、内容は、マヤ・オーガニック(Maya Organic)というNGOの活動を紹介していました。
マヤ・オーガニックはインドのNGO団体で、社会から児童労働をなくすために設立されました。
インドは主にムンバイというところにスラム街があるのですが、18才以下の子どものうち、80%が学校に通っていないという状況があります。
子どもたちが様々な労働に駆り出されているわけですが、マヤ・オーガニックは、親たちの職業の安定を確保するべく会社を組織し、職業訓練などの支援をすることで技術の習得を目指しました。
生産やデザイン、流通を先進国に手助けされることなくインド独自で行い、フェアトレードの仕組みを確立させました。
マヤ・オーガニックのもとで働く人々の収入は安定し、子どもたちが学校へ通えるようになりました。
日本では、株式会社CAST JAPANという企業がマヤ・オーガニック製品の総輸入販売元となっています。
CAST JAPANは志の高い企業で、アインシュタインの次のような言葉をモットーにしているそうです。
教育とは、学校で習ったことをすべて忘れた後に残っているものである。 by Albert Einstein
CAST JAPANはマヤ・オーガニックに他にもベビーキッズ商材の輸入・卸をしている企業ですが、「本質的価値がある」と判断した商品しか扱わないという理念をもっています。
フェアトレード商品は値段が高い?
フェアトレードの商品は値段が高いという印象を持っている方も多いのではないでしょうか。
日本で販売されているフェアトレード商品でよく知られているものにチョコレートやバナナなどの食品がありますね。
バレンタインデーを過ぎたばかりなので、チョコレートを例にして考えると、フェアトレードのチョコレートは高いでしょうか?
Amazonで人気商品となっているピープルツリーのフェアトレードミルクチョコレートは50gで378円です。
日本でポピュラーなガーナミルクチョコレートは50gで約100円です。
高級なチョコレートとして知られているゴディバの「パール ミルクチョコレート」は82gで1,246円です。
価格の安さで比較すると、 ガーナ>フェアトレード>ゴディバ となりますね。
味だとかブランド力でゴディバが安定した人気を誇っておりますが、品質でみるとゴディバのチョコには乳化剤などの添加物が入っており、ピープルツリーのフェアトレードミルクチョコレートは入っていません。(すべてのフェアトレードのチョコレートに乳化剤が入っていないわけではなく、ピープルツリー製品はということ)
品質で比較すると、 フェアトレード>ゴディバ>ガーナ となります。
まあようするに、品質的に見れば、フェアトレードミルクチョコレートは特段に高額ということはないということですね。
これをマヤ・オーガニックのおもちゃに置き換えて考えてみると、日本の木工作家のおもちゃで高額のものはいくらでもあるし、ハンドメイドのおもちゃは量産品と比較して値段が上がってしまうのは仕方ないことだと思います。
特に「フェアトレードだから高い」というより、品質を維持し、手作業の工程が多くて値段が高くなるのは手工芸品全般に言えることです。
質のよいおもちゃを買って、社会貢献できるのであれば、価値ある購買行動といえるのではないでしょうか。
マヤ・オーガニックのおもちゃは独特の色合い!
幼児のおもちゃは赤や黄色、青といった色使いが多いですが、マヤ・オーガニックのおもちゃの色は独特の深みを感じさせる色合いです。
赤っぽい色には茜(ハーブ)、黄色っぽい色はターメリック、青っぽい色はインディゴといった、植物や自然のミネラルから抽出した塗料を使用しているそうです。
「塗料が安全」とうたっている玩具はたくさんありますが、原料が何かを明示し、なおかつそれが自然のものであると明示している玩具は少ないように思います。
「水性塗料だから安心」と書かれている玩具を見かけますが、水性塗料にも、顔料など、食用のために作られていない成分が入っていたりします。
マヤ・オーガニックのおもちゃの最大の長所は塗料にあるといってもよいと思います。
きれいな色合いとともに、ピカピカと光り輝いているような仕上がりをしていますが、インドの職人さんが一つ一つ、丹念にリーフ(葉っぱ)で磨き上げているのだそうです。
ニスなどを使っていないところも素材へのこだわりがうかがえます。
マヤ・オーガニックのおもちゃのラインナップ!年齢別におすすめを紹介!
たくさん種類のあるマヤ・オーガニックのおもちゃから、私のおすすめをご紹介!
まずは0ヶ月からのおもちゃをご紹介!
ミツバチがハチの巣のまわりを飛び回る様がかわいいですね。
ベビーベッドの上などに吊るすとよさそうです。(サイズは11×11×40cm)
続いては、12ヶ月からのおもちゃです!
カビーは、くまさんの表情がかわいい玩具ですが、1から5までを数えながら大きい順に積んだり、色やバランスの認識につながる教育玩具として人気なのだそうです。輪っかをつまんで刺したり、指先の訓練にもなりそうですね。
続いて18ヶ月のおもちゃです!マ・メ・パはかめさん仲良し家族のプル・トイです。
ママとわたし(ぼく)とパパの3匹が背中の甲羅を回しながら進みます。
甲羅にシマシマのすじが入っているにが回転すると、美しいですね。(サイズは27×6.5×8cm)
ボブラーはとてもかわいい表情のプル・トイです。
ボーダー柄シャツの双子くんたちを引っぱると、頭をぴょこぴょこ上下させながら進みます。
そして次は36ヶ月からのおもちゃです。
ペピーファイブは数え積み木として人気です。
5色ある支柱に、それぞれの色ごとに輪っかを積み外しすることで、数の増減を習得するそうです。
5人の兄弟(?)の表情がかわいらしく、インテリアとしてお部屋に飾るのもよさそうですね。
(サイズは21×4×12cm)
ボヴォウはプル・トイとしてだけではなく、積み木の要素も持っているスグレモノです。
6つの積み木から構成されており、形やバランスを学べるそうです。(サイズは18×9×9cm)
FISHING フィッシング
お魚の先と釣り竿の先が磁石になっていて、釣り竿を上手に操りながらお魚を釣るゲームです。
釣りのゲームはいろいろ販売されていますが、マヤ・オーガニックのフィッシングゲームはお魚の形が立体的でかわいくていいですね。
釣り竿も握りやすそうです。(サイズは45cm)
最後は6歳からのおもちゃです。
シックス・メンズ・モリスも36ヶ月からの楽しいおもちゃです。
シックス・メンズ・モリスは三目並べとマル・バツゲームの両方が楽しめるおもちゃです。
三目並べは、3つのボードを合わせて正方形につくり、黒い線と点で描かれたライン上に自分のコマを3つ並べられたら勝ち、というシンプルなゲームです。
マルバツゲームに使う駒(ピースマーク!)もかわいいですね。
(サイズは15×15×2.5cm)