ハロウィンの仮装(アラジン)や自閉症児の就学相談のことなど
2018/11/14
今年もハロウィンの季節がやってきましたね!
ムスメが未就学児だった頃に通っていた療育センターでは、いろいろな仮装のコスチュームがあって、子どもたちに着せて写真を撮って下さったのを思い出します。
現在ムスメが通っている放課後等デイサービスは、黒い大きなごみ袋を切って、キラキラのテープを貼ったりして飾り付けして、それぞれが手作りのコスチュームを作りますが、毎年それなので、ムスメは少し飽きてしまった様子。
今年は仮装の工作したくないな~などと言っております。
ハロウィンには楽しい思い出もたくさんあるのですが、そうでなかった思い出も一つだけあって、今日の記事はその当時のことを書いてみようと思います。
障害のある子と健常の子が混ざってのハロウィンパーティー
ムスメが幼稚園の頃、幼稚園のクラス役員さんが主体となって、ハロウィンパーティーを催して下さいました。
ムスメは大きな音や点滅する光が苦手だったりと、いろいろ苦手なことがたくさんあるので、何が起こるかわからないパーティーに参加するのはやめようかとも思っていました。
でも、その当時の私は、障がいのある子だけでなく、健常の子ともと触れ合える機会は大切にしたほうがよいのかも、と思うようなところもあったのです。
子どもが就学した今では全くそんなことは思わないのですが、その当時はよせばいいのに「頑張ってしまう自分」が前に出てきてしまって、それが空回りしてしまうようなところがありました。
結局そのハロウィンパーティーへは行ったのですが、ムスメは戦いごっこの好きな男の子たちが恐かったし、療育でたまにしか幼稚園に来ていないムスメに対して、周囲の親御さんたちは冷ややかだったし、何一つよいことがありませんでした。
幼稚園という空間で、担任の先生や加配の先生がいるときは、先生がムスメを守って下さるので、そこまでの気苦労はないのですが、先生がいない、役員さん主体の集まりでは、私はムスメを守りきれないし、世の中は優しい人ばかりではないので、ムスメに冷ややかな視線を向けてくる他の保護者の方もいて、過ごしにくいのです。
就学相談で進路決定しなければならないこの季節に思うこと
ムスメは田中ビネー(知能検査)の値はわりと高い方なので、小学校の通常級(昔は普通級と言ってましたね)を勧められることもありましたが、本人の意思で支援級を希望したので、小学校は支援級を選択しました。
そして、小学校の途中の4年生で通常級に移り、現在5年生です。
小学校に慣れるまでを支援級で過ごしてよかったと思うし、通常級に籍を移しても、休み時間は支援級のお友達と遊んだりしているので、学校の中に心のよりどころがあるのもよかったと思います。
「健常の子との交流を」と思う人も多いと思いますが、支援級の子が通常級の子と個人的に遊べるのは低学年までで、年齢が上がってくると、子どもたちは遊びたい子を天秤にかけて決めるるようになります。
支援級の子はだんだん遊び相手として選ばれなくなってきます。(環境によりますが)
学校や地域にもよるかと思いますが、私が住んでいる地域ではそんな感じなです。
ムスメだけでなく、小学校の支援級や特別支援学校の子が、健常の子と対等に遊べるのは低学年までしか見かけないので、少し先のことを考えるなら、そんなに「健常の子との交流」にこだわらなくてもよいように思います。
あたたかい福祉の心
ムスメは放課後等デイサービスに通う前は、日中一時支援という福祉サービスを利用しておりましたが、そこの管理者さんやスタッフが素晴らしい方で、ハロウィンの仮装や飾り付けに統一感があってとても印象的でした。
スタッフの中に、ディズニー、とりわけアラジンのお好きな方がいて、アラジンの登場人物のコスチュームをそろえて下さり、子どもたちに着せて下さいました。
ちゃんと魔法のランプもあるし、子どもたちもその世界観に浸ることができて、忘れられないハロウィンとなったようです。
その時の写真も、メッセージ付きでかわいく装飾して下さって、いまでも大切にしています。
子どもを「健常の人の中で」、「一般の人の中で」と焦る気持ちもわかりますが、障がい者の福祉施設で働く人の中には、とてもあたたかい心を持った方もいらっしゃいます。(もちろん優しくない人もいますが、福祉サービスに関わらなかったら出会えなかった素晴らしい人もいます)
親子ともども、過ごしやすいところにいるうちに、よい出会いを重ねていけるといいですね。
ムスメは支援級出身の子として、通常級の保護者の方から奇異な目で見られています。
私と一緒のときは皆、目をそらしていますが、放課後デイで公園遊びをしてるときなどに同級生の保護者と偶然会ったときなど、ムスメをじーっと見ているのだそうです。
遊びで移動するムスメに距離を保ちながら付いてまわってじーっと見たりするので、ムスメも「なんか怖い」と言っておりました。
子どもだから気にしないと思っているのかもしれませんが、あまりにも長い時間、じーっと見られていたら、子どもだって気にします。
「いったいどんな障害があるんだろう?」とか、「障がいのある子が通常級なんて、どんな迷惑をみんなにかけるのだろう?」といった感じでじろじろと見るのでしょうか。
だったら直接私に聞いてくれたらいいのに、と思うのですが、なかなかそういう風にはいかないのでしょうね。
障がい児の家族と話したり関わったりするのは勘弁と思っている人もいるし。
まあ、そんなこんなで、健常の子の保護者の方から冷ややかな態度をとられているので、福祉のお仕事の方々に優しくしていただく折に、心からありがたく感じる日々なのです。
アラジンの世界観は再現できる?
ハロウィンというと、子どもたちが思い思いの仮装を楽しむイメージがありますが、アラジンのように同じストーリーで統一するのも感動的だなぁと思いました。
調べてみたのですが、子どもたちに大人気だった魔法ランプが意外にお安いものだと知って驚きました。
ランプ ゴールド 全3サイズ – 12.5 X 4.5×8.5センチメートル
上のランプ、送料込みで780円なのですよ。
この見た目で780円はお得感がありますね。
そしてアラジン風(?)な子どもの衣装もけっこうお安く販売されています。
仮装 アラジン 魔法のランプ 子供用 (M(110-120CM))
小物も付属して2,000円ちょっとで買えます。
ベリーダンス風の衣装も装飾的で女の子が喜びそうです。
そして、ムスメが通っていた日中一時支援では、魔法の絨毯を模造紙に描いて飾って下さっていて、その労力に頭が下がります。
統一感のあるハロウィン。
インスタ映え間違いなしですね。