ある日のデビッド・ベッカム氏が買ったおもちゃ
以前に海外のニュースサイトで見たのですが、元サッカー選手のデビッド・ベッカム氏がトイザらスから出てきたところを写真に撮られていました。
最近、元野球選手・清原和博氏逮捕のニュースをあちこちで見かけ、彼の刺青のことなんかも報じられているわけですが、ベッカムのタトゥーもすごく目立つところにあったなぁ、と思い出したのでした。
タトゥーとおもちゃの両方に目が行く写真
ロサンゼルスのトイザらスから出てきたところをパパラッチされたようです。
日本のサッカー選手だったらタトゥーを理由に代表に選ばれないだろうな、と思うのですが、海外は自由というか、タトゥーは一つの文化とみなされているのでしょうね。
それで、ベッカムが持っているおもちゃなのですが、”VTECH”という会社の”ACTIVITY WALKER”と書かれています。
なかなか色鮮やかなおもちゃですね~。
ニュースでは、このおもちゃは2011年に生まれた愛娘、ハーパーちゃんへのものだろうと報じていました。
女の子向けだからピンクなのでしょうね。
“VTECH”ってどんな会社?
VTECHの日本語サイトもあったので、これを機会に見てみましたが、1976年に香港で誕生した会社なんですね。
電子知育玩具を主に開発・製造しているようです。
「電子」という時点でグッド・トイには選ばれないだろうな、と思いますが、興味の非常に狭いムスメを育ててきた私からすると、いろんなおもちゃがあっていいと思うのです。
私のムスメはおもちゃは投げるものだと思っていたようなところがあって、2歳の前半までは常同行動ばかりだったし、興味が持てるものがあるというのはそれだけ素晴らしいことです。
テレビも見たがらないからアニメのキャラクターにも興味がないし(もちろんアンパンマンも興味なし)、だからキャラクター玩具はけしからんという考えに対しては、「いろんなことに興味があるということは、正常な発達の一つなのだからよしとしましょうよ」、と言いたいのです。
私のムスメは正常な発達を辿ってこなかったから診断名がついてしまったわけだし。
もちろん、グッド・トイの基準はロングセラーとなりうるおもちゃという観点から支持できるので、ロングセラーのおもちゃを次世代へ渡していく喜びがあってよいと思います。
私はおもちゃ学芸員をしているし、おもちゃインストラクターでもあるので、できればグッド・トイやそれに準ずるおもちゃをこのサイトで紹介していったほうがよいのかもしれませんが、個人的には、子どもが好きなおもちゃなら、なんでもよいよね、という考えをもっております。
話が逸れましたが、VTECHの電子知育玩具は、米国玩具安全基準(ASTM)と欧州玩具安全基準(EN71/CEmark)をクリアしているそうなので、品質や安全性は期待できるメーカーということでしょうか。
日本にも株式会社ヴイテック エレクトロニクス(ヴイテック ジャパン)という法人があるので、購入後のサポートも受けられそうですね。
“ACTIVITY WALKER”はどんなおもちゃ?
ベッカム氏が愛娘・ハーパーちゃんのために買った”ACTIVITY WALKER”ですが、正式名は”SIT TO STAND PINK ACTIVITY WALKER”というようで、同型モデルは製造が終了しています。
現行のモデルは、日本では「ラーニング ウォーカー」というようですが、なぜかAmazonでは「子供の学習おもちゃ」という名前で販売されています。
ピンクのモデルも発売されているようです。
個人的にはピンクの方がスケルトンな感じのパーツがあって好みです。
VTech First Steps Baby Walker ファーストステップ ベビー ウォーカー (ピンク)
機能が盛りだくさんな「ラーニング ウォーカー」ですが、手押し部分を取り外して使えます。
いろんなサウンドがついている!
電話の音から牛の鳴き声まで、押したりパーツを回したりすると、いろんな音がします。
実は私のムスメは電子音の鳴るおもちゃが大嫌いでした。
自閉症スペクトラムで聴覚過敏など特定の音が苦手なタイプの子には向かないかもしれません。
あと、点滅する光も苦手だったので(現在は克服)、光の点滅部分があるのもムスメには向かないですね。
とまあ、これだけムスメにとって「無理」な要素があるわけですが、このおもちゃを楽しめるお子さんは、それだけで幸せなのだと思います。
ベビー・ウォーカーにいろいろな機能を付属しているおもちゃは日本のメーカーでも多数販売しているので、また時間があるときに紹介したいと思います。