竹内海南江さん開発のカナナリュックは災害時にも大活躍!洗濯できる?NHK「あさイチ」
2018/09/12
先日の北海道胆振東部地震によって、防災に対する意識を問われるような報道をよく見かけます。
今回は、防災について、テレビで気になった内容のテーマを見たので、「なるほど」と思ったことをまとめたいと思います。
このページの目次
警視庁災害対策課が教える災害時にリュックに詰めておくべきもの
まず最初に、災害のための「持ち出し袋」はリュックタイプのものが便利なのは言わずもがなですが、その中身について、「大切だけど、見落としがちなもの」があるとのことなので、ここで紹介したいと思います。
・メガネ
メガネやコンタクトが必需品の方は、予備を持ち出し袋に入れておいたほうがよいそうです。
災害の混乱で、普段使っているメガネが破損してしまうこともあるかもしれません。
ただでさえ不便な避難所生活が、「見えにくい」ということだけでさらに不便になりそうです。
また、避難所の滞在が長くなると、コンタクトの付けはずしも大変になってくるかと思うので、できればメガネで過ごした方が良さそうですね。
・大切な書類のコピー
運転免許証や銀行の通帳(番号記載のところ)、健康保険証、こどもの医療証、介護保険被保険者証、各種障がい者手帳、障がい者サービスの受給者証、保険証券など、再発行手続きが大変になる書類のコピーはしっかりとっておいたほうがよさそうです。
コピーがあるだけで、再発行のスムーズさは歴然と違うようです。
・テレホンカード
災害時は携帯電話が使用できるとは限らず、公衆電話が災害時優先電話となるので、公衆電話が使えるように、テレホンカードがあるとよいそうです。
携帯電話の充電が切れて、充電できる環境にないケースも考えられるので、携帯にインプットされた連絡帳はあてにできません。
必要な連絡先を書き出したものもあるとよいですね。
重い荷物が軽く感じられる荷物の詰め方
その他に警視庁災害対策課が話していたこととして、「重たい荷物が軽く感じられる荷物の詰め方」がありました。
引っ越し屋さんや登山をする方にはよく知られていることのようですが、「軽い荷物の上に、重たい荷物を重ねて持つと、軽く感じる」ということを応用し、リュックの中身を詰めるということです。
重い物は背中の上の方にくるようにして、軽い物は下の方に詰めるとよいそうです。
タオルや下着などを下にして嵩上げし、水などの重いものを上にするとよいのだそうです。
なぜこの方法で軽く感じるのかというと、荷物の重心と自分の体の重心(だいたいおヘソのあたり)が近いほど軽く感じるからだそうです。
取り出したいものをすぐに見つけられるカナナプロジェクトのリュック
「世界・ふしぎ発見!」で長年活躍してきた竹内海南江さんが、世界各国を旅した経験を活かし、整理しやすいリュックを開発しました。
番組では、リュックの収納に対する、竹内海南江さんの持論が展開されていました。
冷蔵庫で使っているジップロックのような透明の袋を使って、同じ大きさのものでまとめたり、あまり人に見られたくないものを外から見えない袋に一つにまとめたりするとよいそうです。
冷蔵庫は棚や引き出しがあり、タッパーや仕切りでわかりやすく分別したりしますが、そこはリュックも一緒で、仕切りを生かしてわかりやすいように収納すれば、取り出したいものがすぐに出てくるのですね。
竹内海南江さんが携わっている「カナナプロジェクト」というブランドのリュックですが、マルイをはじめ、様々な店舗で販売されているのを見たことがあります。
カナナのリュックはとても機能的で人気があるので、広い年齢層に愛されています。
実は私も一つ持っていますが、今まで使っていたリュックの中では2番目に気に入っています。
1番使いやすくデザインも気に入っていたのは、マーク・ジェイコブス(MARC JACOBS)の”Nylon Knot Large Backpack”というモデルですが、もう生産されていないのが残念です。
持ち手のデザインがかわいい”Nylon Knot Large Backpack”
マーク・ジェイコブスのお気に入りのリュック、”Nylon Knot Large Backpack”が使い古して傷んできてから、似たようなものをお店で探してもなかなか見つからず、機能的ならまあいいか、と買ったのがカナナの2WAYバッグです.
“Nylon Knot Large Backpack”の持ち手のかわいさに勝るものはないという思いは揺らぎませんが、カナナの実用性には納得がいっています。
私が持っているカナナの2WAYバッグは何年か前のモデルなのですが、最近の人気のあるモデル(Amazonで一番売れている)は以下のモデルのようです。
カラーバリエーションが豊富なことや、普段使いにちょうどよい大きさが人気の理由でしょうか。
メインのファスナーにロックが付いているので、海外旅行の散策時にもよさそうです。
「持ち出し袋」としてカナナのリュックは万能か?
災害用「持ち出し袋」は床下収納など、取り出しにくいところに置いておいては意味がないという意見はよく言われていることです。
床下収納は地震の影響で空かなくなる可能性が大きいところです。
「すぐに持って行かれるところ」に置くには、室内のインテリアのデザインを損なわないものがよいという人もいます。
そのような観点で、カナナプロジェクトのリュックがベストかどうかは個人の好みが分かれるところかと思います。
それぞれのご家庭の雰囲気に合うリュックがカナナのリュックならそれはそれでよいかと思います。
機能性について言えば、「すぐに取り出せなくてもよいから、とにかくたくさんのモノを入れておきたい」という人にはカナナのリュックは向かないと思います。
量で選ぶなら、登山用のリュックの方がたくさん入りますからね。
でも、性格的に、「リュックの中がきちんと収納できてないと落ち着かない」という方はカナナのリュックでもよいかと思います。
大きな荷物は人間の動きを妨げるから、荷物は最小限で、という考え方もありますね。
カナナリュックの企画・販売を手掛けているエースという会社が、過去に報道関係者向けに送った文書がネット上にアップされていたのですが、そこに「毎日持ち歩けるカワイイ防災リュック」と題してライフリュックの紹介をしていました。
このリュックを見る限りでは、カナナのスタンダードな現行モデルのリュックとさほど機能は変わらない気がしますね。
災害リュックが可愛くなければならないかどうかはよくわかりませんが、「カワイイ災害リュック」という言葉で私の頭にすぐに思い浮かんだのは以下のものです。
ムスメとパンダの写真を検索していたら、偶然見つけました。
このパンダ型の持ち出しリュックですが、子供が背負うためのもので、普段はぬいぐるみとして枕元などに置きましょうというコンセプトのようです。
くまモンの持ち出しリュックもあります。
ぬいぐるみ感覚の持ち出し袋が販売されているということは、持ち出し袋が「お部屋に置いて違和感のないデザイン」、という考えは普通のことなのでしょうね。
自分の家のインテリアに合う持ち出し袋、我が家も探してみようかな。